信州最速理論

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新鮮な刺激

 あなたはアイスクリームが好きだろうか。

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私は好きだ。

真冬でもアイスクリームはやはりおいしい。


日本人の97%はアイスクリームが好きだということが判明している。
では残りの3%は?

無視していいだろう。


 

さて、どんなにアイスクリームが好きな人でも同じものをいくつも食べれば飽きてしまうだろう。
 
実は、これは脳のメカニズムの問題なのだ。
 
脳というのは、新しいの刺激に対して大きく反応するようになっている。
 
ところが同じ刺激が2度、3度と与えられると、それに対する反応がどんどん小さくなっていくという性質がある。

つまり、同じ刺激に対して脳は次第に活性化しなくなっていくということだ。
 
 
ビールを飲むとき、1杯目は冷えていてのどごしも良くて最高に美味しいのに、2杯目、3杯目となるとだんだん飽き(慣れ)てきて、1杯目に感じた満足感を超えることができないのと同じだ。
 

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これは、ミクロ経済学では「限界効用逓減の法則」として成り立っている。


一説によると脳は48時間までは受けた刺激を記憶しているため、新鮮な刺激だと感知させるには48時間空ける必要があるそうだ
 
 
私がポイント練習を週2回程度(水曜日と日曜日)にしている根拠はここにある。
 
2日連続でポイント練習をしても、脳は新しい刺激だと感知しないため、満足感が薄れてしまい効率が落ちるからだ。
 
美味しい料理は、お腹を空かせて食べたいのと同じである。
 

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逆に、レース前日もしくは2日前に刺激(レースペースで1000m等)を入れるのは、48時間以内にレースと同じような刺激を脳にインプットすることで、その刺激に慣れさせるためだろう。
 
前日刺激と2日前刺激がオーソドックスなこのためだ。
 
 
駅伝のコース下見もスタートの48時間以内にすることで効果を発揮するだろう。
 
 
 
また「美人は3日で飽きる」という言葉があるがこれも48時間で解決できる。
飽きないためには週2回程度(水曜日と日曜日)だけにしておくのがいいだろう。
 
 
小さな工夫だが、満足感を最適化することで記録を伸ばすために、48時間を意識して欲しい。