信州最速理論

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痙攣を防ごう

走っているときに、痙攣したことはあるだろうか。

 

これが結構辛い。

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特にマラソンの終盤は痙攣を起こしやすいので注意が必要だ。

 

痙攣の原因はいくつかあるが、水分やミネラル不足によるものが多いと言われている。

 


A man can stand anything except a succession of ordinary days.

 

人間はどんなことにも耐えることができる、普通の日々が続くことを除いては。

 

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ドイツを代表する文豪・ゲーテはこのような言葉を残している。

 

たしかに痙攣は我慢できるかもしれない。

しかし、痙攣しないに越したことはないだろう。

 


そこで、今回は痙攣を防ぐための方法を紹介したいと思う。




1 水分を補給しよう

 

水分が不足すると、ナトリウムが欠乏して筋肉が委縮したり痙攣する原因となる。

汗をかいたときにはスポーツドリンク等でこまめに補給しておこう。

 

また、寝ている間に痙攣が起こる人は、睡眠前にスポーツドリンクや水を飲んでおくといいだろう。


ただし、スポーツドリンクは虫歯の原因にもなるため、睡眠前には歯磨きを忘れずに。

 


2 ミネラルを補給しよう

 

痙攣やこむら返りを予防するには、ミネラル補給が重要だ。


カルシウムマグネシウムは筋肉の正しいコントロールには必要不可欠と言われている、『カルニマグイッチ』という言葉もあるくらいだ。

 

特にマグネシウムは筋肉の痙攣を防いだり、神経が昂ぶるのを抑えてくれる役目があるため、こむら返りのように筋肉の収縮に問題のある症状を抑えるには欠かせないだろう。

 

マグネシウムはナッツ類や海藻、大豆等に多く含まれている。

 

そのため私はレース前日には、ピスタチオのケーキを食べることにしている。

 

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しかし、なかなか入手が難しいため達成できていないのが現状だ。

 

レース後のアイシングも、バニラではなくマガダミアナッツを選んでいる。

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これも痙攣を防ぐためだと声を大にして言いたい。



3 バナナを食べよう

 

実は、痙攣を防ぐのに『バナナ』がいいと言われている。


バナナはレース前にエネルギーを素早くチャージできるだけでなく、ミネラル (マグネシウムカリウム等)が豊富に含まれているというメリットがある。

 

普段から食べるのはもちろんだが、レース前にも摂っておくといいだろう。

 

私はバナナも、ランナーバナナ、コロンビアバナナにこだわっている。

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痙攣を防ぐためだ。


 
エイドでバナナを食べながら走っているのも、別にお腹がすいていたわけではない。
 
痙攣を防ぐためだ。
 
 
レース前日に、まるごとバナナを食べるのは?
 
もちろん、そういうことだ。
 

4 漢方を活用してみよう

 

実は、痙攣を防ぐのに最適の漢方薬がある。

 

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)』だ。

 

 

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これは漢方の原典である『傷寒論(しょうかんろん)』に記載されている漢方薬で、急激におこる筋肉のけいれんや、こむらがえり、胃腸の激しい痛みに効くと言われている。
 
マラソンは長い時間を走るため、大量の水分やミネラルを失ってしまうため、痙攣が起きやすい状況にある。
 
よって、痙攣しやすい体質の人や、寒い日のレースに芍薬甘草湯はおススメだ。
 
ちなみに大正製薬の主力商品である『大正漢方胃腸薬』にも芍薬甘草湯が含まれている。

 

 

 
芍薬甘草湯は痙攣性の腹痛にも効果があるようなので、マラソンの終盤で腹痛に悩まされる人は試してみるといいかもしれない。
 
芍薬甘草湯は漢方薬なので粉末で売っているものが多い。
 
もちろんそれはそれでいいのだが、走りながら飲むのであれば『アルクラック』というドリンクがある。

 

 
 
 
この抜群のネーミングセンスで売られている『アルクラック』、実はその正体は芍薬甘草湯である。
 
これは、もしデート中になんらかの事情で痙攣やこむら返りをしてしまったときにも、漢方薬を飲んでいることがバレないようにというメーカーの配慮である。
 
デート中の痙攣はやはり恥ずかしいものだ。
 
さらに漢方薬を飲んだからもう大丈夫っていうのもなんだかスマートではない。しかし『アルクラック』ならそんな心配は無用だ。
 
「それ、何?」
と、聞かれたとしても、
 
「あー、これは『アルクラック』だよ、信州のゆるキャラの名前みたいでかわいいだろ。」
 
「ホントだね、めっちゃかわいいやん!」
 
と、スマートに切り抜けることができる。
 
女性のショッピングに付き合うというのは長時間歩くことを意味する。
 
水分やミネラルが失われると、痙攣を起こしやすいので、ぜひバッグに1つくらいは入れておきたいアイテムだ。
 
 

5 痙攣を防ぐスプレー

 

これはニュージーランド生まれの画期的なスプレーで、HCH Taking CRAMP-STOP(クランプストップ)というものだ。

 

 
 
CRAMP(クランプ)は痙攣という意味なので、ネーミングは安直というかそのまんまだ。
 
これは運動中に足などが痙攣してしまったとき、または痙攣が起こりそうになったときに、舌の裏にワンスプレーするだけで効果を発揮し痙攣を抑えることができるそうだ。
 
トライアスロン、ロードレース、マラソンなどの過酷なスポーツレースで活躍するトップ選手たちにも愛用されているらしい。
 
また、しゃっくりも止めることができるようだ。
 
成分は全てナチュラル」としか記載がないため、成分については全く分からないが、私はきっと芍薬甘草湯なんじゃないかと思っている。
 
もし使ったことがある人がいたら教えてほしい。