信州最速理論

信州最速プロジェクトにようこそ

オシャレなウェア

 

「あの人オシャレだよね。」
「そうだよね、かっこいいよね。」
 
学校や職場で女子たちがこんな会話をしているのを聞いた事はないだろうか。
 

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「自分もそんなふうに言われたい。」
 
あなたもそう思っていることだろう。
しかし、私は気付いている。周りの友達には隠せているつもりだろうが、私を騙すことはできないのだ。
 
せっかく走るなら、かっこいいウェアを着て走りたい。
 
オシャレなランナーならそう思って当然だ。
 
ところが、オシャレというのはなかなか難しい。
 
 
 
最近のファッションのトレンドは「オシャレ過ぎないこと」だそうだ。
 
これは言い換えれば「オシャレしない方がオシャレ」ということにもなる。
 

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スティーブ・ジョブズのファッションがいい例だ。
 
 
一方、ブランド品を着たり、周りと違う格好をすること、つまり今までは「オシャレ」とされていたことが「ダサい」とされる傾向にある。
 
 
つまり、ナイキの契約選手でもないのにナイキのウェアで全身を着飾っていたり、奇抜なウインドブレーカーは「ダサい」ということになる。
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主張が強い奇抜なウインドブレーカーがかっこいいと言われた時代は終わってしまったのだ。
 
 
かといって、ダサいウェアがオシャレなわけでもない。
 
 
「オシャレ過ぎない」ことがポイントであり、あくまで「ノーマルでシンプル」な格好がオシャレなのだ。
 
 
じゃあ全身ノーブランドのウェアを着ればいいのかというと、そういうわけでもない。
 
ワンポイントでオシャレなアイテムをさりげなく取り入れる程度がいいそうだ。
 
この「さりげなく」というのが最も重要なポイントだ。
 
「なんだ、結局こだわっているじゃないか」と言いたくなる。
 
 
しかし私はあることに気付いてしまった。
私の持っているウェアは、実はオシャレなのではないかということだ。
 
 
確かによく考えてみれば私はいつも地味なウインドブレーカーを着ている。
 

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まさにノーマル&シンプルそのものだ。
しかし、それだけではない。
 
よく見ると「ナイキ」だ。
 

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バッグも至ってシンプルだ。
 

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しかし、よく見ると「プーマ」だ。
 

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さりげなさが際立っている。
 
 
レース用シューズだって、至ってシンプルだ。
 

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シューズのカラーが多種多様な時代にこれだけ古典的なシンプルなカラーは逆に珍しいだろう。
 
 
特に意識してノーマル&シンプルを集めたわけではないのに、これだけオシャレとされているウェアがあるということは、今日現在において私は「めちゃくちゃオシャレ」と言うことになる。
 
 
速い人はレースのときにランシャツ×ランパンを着ていることが多い。
 

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私ももちろん持っている。
 
ランシャツ×ランパンはいかにも速そうだ。
 
しかし、私はオシャレだ。
時と場合によってはさりげなく速そうなウェアを着ることにしている。
 

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このTシャツがやたらとさりげない。
 
これもよく見ればさりげなくナイキであることに気付いてもらえるだろう。

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ランシャツ×ランパンの選手が、私のこのさりげないウェアに油断して「なんだこいつ、速いのはどうせスタートだけだろう」と自重してそのまま追いつけなかったことは少なくない。
ノーマル&シンプルがいかにすごいかが分かっただろう。
 
 
しかし、安心はできない。
 
近い未来、このノーマル&シンプルなウェアがダサいと呼ばれる日が来てしまうかもしれない。
 
つまり「オシャレをし過ぎないオシャレ」をしないのがオシャレだとされる時代が来るということだ。
 
 
 
そのときは、この謎の変なウェアを着ようと思う。
 

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脚が長いとカッコいい

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学校の健康診断には、いろいろ思い出がある人もいるだろう。


この春(平成28年度)から学校の健康診断の検査項目から
「座高測定」が無くなることを知っているだろうか。

 
 
「座高測定」は内臓の発育などを確認するためにやっていたようで、上半身と下半身の長さのバランスを見ることで、発育状態の測定をしていたようだ。
 
しかし、当時の私たちにとってそんなことはどうでもよかった。
 
なぜなら私たちにとって「座高測定」は脚の長さを測るためでしかなかったからだ。
 
「身長」-「座高」=「脚の長さ」

この方程式は一生忘れないだろう。


この方程式があることで、学校の身体測定では、脚を長く
するために不正行為が行なわれていた。
 
 
身長を測るときは、思いっきり息を吸って胸を張り、その上つま先立ちをして少しでも大きく見せようと計測台に乗ろうとするのに、座高を測るときには尻をすべらせ背中を曲げて猫背になるようにして計測台に座ろうとするのだ。
 
 

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こうやって、脚を長くするために多くの男子は努力していた。
 
 
どうして、こんなことをしていたのか。
 
 
それは、脚が長い方が女子にモテるからだ。
 
 

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私は中学で陸上部に所属していた。
 
 
同じ陸上部の仲間にS君とN君という短距離選手がいた。
 
S君もN君も、ともに優秀で1年生のときは2人とも学級長を務めていた。
 
ルックスもわりと似ていて、ネタにされるくらい似ていたのだが、2人には致命的な違いがあった。
 
S君は脚が長いのに、N君は脚が短かったのだ。
 
これが2人の人生を大きく変えた。
 
 
S君の周りには女子が絶えなかった。トークも上手く先輩にも後輩にも愛されていた。
 
私はS君と家も近く仲も良かったのでよく知っているのだが、いろんな女子からモテていた。
 
やはり、脚が長かったからだろう。
 
 
さらに、S君は3年生になると陸上部の部長を務めることになった。(部長は人気投票で決められる。)
 
当時、陸上部の部長は部員の投票で決めていたので、圧倒的に女子部員から人気だったS君がN君に負ける要素は無かった。
S君の圧勝だった。
 
もちろん、これも脚が長かったからだろう。
 
 
中学で一番地位の高い役職と言えば生徒会長ではないだろうか。
S君もN君も生徒会長に立候補した。
 
(私は立候補者の推薦をする作文を読む役をやった。なかなかの名脇役だと思う。)
 
 

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S君は学校全体でも女子から人気を集めていた。生徒会長は選挙で決めるため、当然S君は当選した。
 
もちろん、これも脚が長かったからだろう。
 
N君は残念ながら落選だった。
(私は中立を保つため、S君でもN君でもない別の候補者に投票した。)
 
生徒会長になったS君が掃除委員長にN君を指名したおかげで、N君は掃除委員長を務めることができた。
 
そんなS君の心の寛大さも、脚が長かったからに違いないだろう。
 
 
2人は陸上部の競技においても雲泥の差がついた。
 
S君は脚が長いことを武器にハードルをやっていた。
 

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もちろん速かったので、県大会まで勝ち進んだ。
 
やはり、脚が長かったからだろう。
 
ちなみにN君は、県大会に進むことはできなかった。理由はあえて言わない。
 
 
私は県大会では800mで入賞した。理由は特殊な訓練を積んでいたからだ。
 
 
あと、中学ではクラスマッチというイベントがあった。その種目にクラス全員リレーという競技があったが、陸上部は速いという偏見のため、アンカーに回されることになった。
もちろん私もS君もN君もアンカーだった。
当然S君がN君を抜き去り大逆転をした。
 
優勝したのは私のクラスなのに、S君の逆転劇の方が目立っていたことを覚えている。
 
やはり、脚が長かったからだろう。
 
 
S君は成績も優秀で常に学年トップだった。
そんなS君は県内屈指の進学校に行った。
その後、東工大に進学して今は、国家公務員のキャリアだ。
 

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やはり、脚が長かったからだろう。
 
ちなみにN君は今何をしているか分からない。元気で暮らしていてほしい。
 
 
 
S君のお父さんは国内大手メーカーの部長を務めていた。
 
これも、脚が長かったからだろう。
 
 
以上を踏まえて、脚が長いということがどれだけ有利なことか分かっていただけただろうか。
 
 
正直、彼とまともに戦っても勝ち目はないだろう。
例えるならショットガンを持つ相手に竹槍で挑むようなものだ。
 
 
しかし、私は負けなかった。
 
なぜなら、私は脚が長いわけではないが特殊な訓練を積んでいたからだ。
 
この写真を見てほしい。
 

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フォアフット接地だ。
 
私は、高校生になったときにはすでにフォアフット接地だった。おそらく中学のときもフォアフット接地だったと思う。
 
 
フォアフット接地の最大のメリットはかかとをつかないため、脚が長く見えることだ。
 
 
つまり、走っているときだけは、女子にモテるはずなのだ。
 
健康診断の数値に表れないが、走っている姿はカッコいい。
こんなにスマートでクールな人は他にいないだろう。
 
私は無意識のうちに、フォアフット接地を身につけていた。
 
それは座高測定による脚の長さを補うためだと言ってもいいだろう。
 
 
4月から座高測定は無くなるが、脚の長さが公式にならないだけであり、やはり脚の長さでモテるかどうかは決まる。
 
 
もし、脚が長くないことにコンプレックスを持っている人がいたら、フォアフット接地をお勧めしたい。
 
なぜなら、走っているときだけは女子にモテるはずだからだ。
 

免疫力をつける

 

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「今日は、信州の市民ランナーの牛山さんに速く走る秘訣を聞いてみたいと思います。実はすでに牛山さんの自宅前にいるので、早速家の中に入ってみましょう。」
 

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「うーん、なかなか沸かないなぁ…」
 
 

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「何をしているんですか?」
 
 

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「あっ、そこの鍋敷き取ってくれます?いや、それじゃなくて…隣のやつ。」
 
 

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「あっ、すみません。」
 
 
 

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「よし、お湯も沸いたし始めましょうか。」
 
 

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「はい、それではよろしくお願いします。」
 
 
 

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「ところでご飯食べてきましたか?まだなら一緒にどうですか?」
 
 

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「いいんですか。それではお言葉に甘えていいですか。」
 
 

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「どっちがいいですか?」
 

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「牛山さんってカップ麺とか食べるんですか?」
 
 

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「私はどちらかと言うとシーフードヌードル派ですね。たまに食べたくなるんですよ。」
 
 

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「意外ですね、こういうのは食べないと思っていました。」
 
 

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「いや、別に手を抜いているわけではないんですよ。最近インフルエンザが流行ってきているので今日は免疫力強化のためにカップヌードルを食べることにしたんです。」
 
 

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カップヌードルに免疫力強化の栄養素が入っているということですか?」
 
 

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「そういう意味ではないんです。私たちは普段、身体に良いものを食べ過ぎているんです。たまには身体に悪いものも食べて免疫力を強化しなければ、どんどん弱くなってしまうんですよ。」
 
 

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「いまひとつ、意味が分からないのですが。」
 
 

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「風邪をひかないようにするためには雑菌をなるべくシャットアウトした方がいいと思うでしょう。しかし、答えはノーです。強い免疫システムができるためには、雑菌の多様性が大切なんですよ。多種多様な雑菌に触れ、それらを体内に取り込むことで、強い免疫力というのはできるのです。」
 
 

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 「そうだったんですか、意外ですね。」
 
 

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「今は文房具もカーペットもあらゆるものが抗菌加工されてます。これは多種多様な菌類と接触する機会を失っているということなんですよ。」
 
 

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「なるほど、抗菌が免疫力の低下を招いているわけですね。」
 
 

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「そうです。最近のアスリートは風邪を予防しようとマスクをしたり、手洗いうがいを徹底したりしていますが、たいてい真っ先に風邪をひくのは、予防を心がけている人なんですよね。昔から寒いのに外で泥んこ遊びしてるような子どもの方が、暖かい家の中でおままごとしている子どもより風邪をひきにくいというのと同じなんですよ。」
 
 

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「たしかに、そうかもしれないです。」
 
 

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「実は食べ物も同じなんですよ。身体に良いからと言って栄養価の高い食品や、低カロリー高タンパクなものばかりを食べていては身体は強くならないんですよ。ときには、一見身体に悪そうなカップ麺も食べてバランスをとらないとうまくいかないんですよ。」
 
 

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「カップ麺にはそんな役割があるんですね。」
 
 

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「どんなに実力があっても、スタートラインに立てないランナーは負けですからね。そこまで考えてカップヌードルを食べてます。」
 
 

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「私、カップ麺って身体に良くないと決めつけてずっと我慢してました。これからは安心して食べられそうです。」
 
 
 

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「さすがに毎日食べるのは良くないので、月に1、2回くらいにしておいてくださいね。過ぎたるは及ばざるが如しとは言ったものです。」
 
 

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「はい。ところでカップヌードルはお湯を入れて3分でしたよね。時計を借りてもいいですか。」
 
 

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「その必要はありません。カップヌードルとは言え、お腹が空いているときの方が美味しく食べられるものです。時計が無ければ1000mを1本走ってくればだいたい3分になりますので、ちょうど食べ頃というわけです。」
 
 

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「なるほど、いいアイデアですね。それならお腹もすくし、時間も計れるし一石二鳥ですね。」
 
 

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「私は麺のかたさはバリカタが好みなので少し速めに走ることにしてますよ。」
 
 

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「バリカタはどのくらいなんですか?」
 
 

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「2分45秒くらいですね。さて、食べましょうか。」
 
 

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新鮮な刺激

 あなたはアイスクリームが好きだろうか。

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私は好きだ。

真冬でもアイスクリームはやはりおいしい。


日本人の97%はアイスクリームが好きだということが判明している。
では残りの3%は?

無視していいだろう。


 

さて、どんなにアイスクリームが好きな人でも同じものをいくつも食べれば飽きてしまうだろう。
 
実は、これは脳のメカニズムの問題なのだ。
 
脳というのは、新しいの刺激に対して大きく反応するようになっている。
 
ところが同じ刺激が2度、3度と与えられると、それに対する反応がどんどん小さくなっていくという性質がある。

つまり、同じ刺激に対して脳は次第に活性化しなくなっていくということだ。
 
 
ビールを飲むとき、1杯目は冷えていてのどごしも良くて最高に美味しいのに、2杯目、3杯目となるとだんだん飽き(慣れ)てきて、1杯目に感じた満足感を超えることができないのと同じだ。
 

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これは、ミクロ経済学では「限界効用逓減の法則」として成り立っている。


一説によると脳は48時間までは受けた刺激を記憶しているため、新鮮な刺激だと感知させるには48時間空ける必要があるそうだ
 
 
私がポイント練習を週2回程度(水曜日と日曜日)にしている根拠はここにある。
 
2日連続でポイント練習をしても、脳は新しい刺激だと感知しないため、満足感が薄れてしまい効率が落ちるからだ。
 
美味しい料理は、お腹を空かせて食べたいのと同じである。
 

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逆に、レース前日もしくは2日前に刺激(レースペースで1000m等)を入れるのは、48時間以内にレースと同じような刺激を脳にインプットすることで、その刺激に慣れさせるためだろう。
 
前日刺激と2日前刺激がオーソドックスなこのためだ。
 
 
駅伝のコース下見もスタートの48時間以内にすることで効果を発揮するだろう。
 
 
 
また「美人は3日で飽きる」という言葉があるがこれも48時間で解決できる。
飽きないためには週2回程度(水曜日と日曜日)だけにしておくのがいいだろう。
 
 
小さな工夫だが、満足感を最適化することで記録を伸ばすために、48時間を意識して欲しい。
 

2Way酸素ルーム

高地トレーニングを知っているだろうか。
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名前のとおり、標高の高い高地で行うトレーニングのことだ。
酸素の薄い高地でトレーニングすることで、心肺持久性を高めることができる。

夏になると多くのマラソンランナーが高原に行くのはこの高地トレーニングのためである。

さて、高圧酸素カプセルを知っているだろうか。

 

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こちらは気圧を上げて、多くの酸素を身体に取り込むための装置である。
高地とは逆で、酸素が全身に行き届いて、急速な疲労回復等の効果がある。

仕事帰りの疲れ切ったサラリーマンが酸素カプセルに立ち寄るのはこのためだ。

低酸素と高酸素、
どちらも、特殊な環境に違いはないが、実は長野県に一つだけ、この低酸素と高酸素の両方の環境を実現できる場所がある。


八ヶ岳コンディショニングサポート石井整骨院だ。

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私もよくお世話になっている。

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とても広く、ジムの設備も備わっている。

そして、ここにあるのが、

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2WAY酸素ルームだ。

高酸素と低酸素を切り替えることができる。

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ドアが2つあるのは、それぞれ高圧用、低圧用で使い分けるようになっている。
 
低酸素室内は標高4000m、高酸素室内は水深3mの気圧くらいだという。
 
これがどれだけすごいか。
 
標高4000mと言えば富士山の頂上よりも高いところから、

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水深3mまで一気に移動することができると思っていただければいいだろう。

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そんな瞬間移動が可能なのは、ここだけだ。
 
早速、高圧酸素モードで室内に入れてもらった。
 

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室内はこんな感じになっている。
 
大型液晶テレビとエアコンが設置されているため、有意義な時間を過ごすことができる。
 
高圧がかかり始めると、耳に違和感を感じる。
 
事前に先生から説明があるが、耳抜きがうまくできないと、この室内で快適に過ごすことはできない。
 

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室内に飴が置かれているのはこのためだ。ご褒美で置かれているわけではない。
 
飴をなめることを耳抜きをするためのきっかけに使うのだ。
 
私は特殊な経験を積んでいるので、バルサルバ法(高等技術)により、耳抜きができるため飴は必要ない。
 
さて、室内では何をしてもいいそうだが、ほとんどの場合高圧室内で利用者は眠ったりテレビを見たりして寛いでいる。
 
テレビを見ていると、王様のブランチがやっていた。
 

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絶品和牛バーガーについてやっていた。
残念ながら高圧室内でこれを食べることはできない。
 

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しばらくすると、アウトランダーPHEVのCMをしていた。
 
高圧室内では、アウトランダーPHEVが魅力的だ。
 
 
キューピー3分クッキングもやっていた。
 

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今日は大根のキムチ風明太和えだ。
 
 
こんな感じで、50分間室内でのんびり過ごすだけで、疲労回復や睡眠不足、思考力、美肌効果、坐骨神経痛、肝機能回復等の効果があるという。
 
 
 
続いて、今度は低圧酸素モードで室内に入れてもらった。
 
モードがミディアムとハードとある。
 
一般の方と一緒に入室する場合はミディアムモードとなるが、1人で入るときはハードモードを選択できるそうだ。
 

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私は特殊な訓練を受けているので、もちろんハードモードだ。
 
しかも、今回は室内でエアロバイクをやらせてもらった。
 

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標高4000mと2500mを乱高下するハードモードは過酷だ。
 

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この顔を見ていただければ、過酷さが伝わるだろう。
 

血管が気圧により拡張されるためか、水分補給がいつも以上に必要になる。
 
私は普段60分JOGをしてもあまり喉が渇かないのだが、低酸素室内だとエアロバイクを30分やっただけで500mlのスポーツドリンクを飲み干してしまったほどだ。
 

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テレビでも所ジョージが私に水分を摂るよう警告している。
 
低圧室でも高圧室ほどではないが、耳抜きが必要になる。
 
やはり4000mと2500mを繰り返して移動するのには相当負荷がかかるということだろう。
 
低酸素モードが終わり室外に出ると、人間界に戻ってきたかのような錯覚に陥る。
 
それほど過酷な環境だったということだ。
 
雪山登山で4000m級の山から無事に帰ってきた冒険家の気持ちが分かる気がする。
 
低酸素ルームでは、持久力アップや血圧の改善、肩こり、腎臓の機能改善に効果があるようだ。
 
石井整骨院がすごいのは、2WAY酸素ルームだけではない。
 
ここに来て、気持ちが高揚するのは理由がある。
 
スピーカーから心地よいBGMが流れてくる。
 

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よく見ると、BOSEだ。
こんなところにもこだわりがある。
 
 
水道から出てくるのは八ヶ岳の雪解け水だ、当然美味しい。
 
しかも水素水になっている。
至れり尽くせりだ。

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水素は体内の活性酸素と結合して、アンチエイジングの効果もある。
 

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水素水は3日たつと、普通のアルカリ水になるようだが、普通のアルカリ水でも私には十分である。これはすごい。
 
 
もちろん整骨院なので、治療もできる。
 

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最新の設備が整っている。

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全てを兼ね備えた秘密基地みたいだ。
 
富士見にきたときは、ぜひ寄っていきたい。

リーダーシップ

マラソンは一般的に個人競技だと言われているが、実際には練習を一緒にする仲間がいたり、クラブチームに所属していれば共に目標を目指すチームメイトがいるものだ。
 

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そういう意味では、マラソンも団体競技の一つと言えるだろう。
 
市民ランナーも、どこかのクラブチーム等に所属して走っている人が多い。
 
 
チームとして活動するなら、そのチームでリーダーシップを発揮する人が必要になるだろう。
 
リーダーとは知識や理論を振りかざしたり、問題点を指摘する人のことではない。
実際に問題にぶつかったときに、あらゆる手段を駆使して状況を変えることができる人のことだ。
 
 
今回は競技をする上で必要な「本当のリーダーシップとは何か」をひも解いて、リーダーシップを身につける方法を科学していきたいと思う。
 
 
 
 
そんな、リーダーシップを存分に発揮している女性の代表格といえば・・・
 
 
 
 
 

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ドーラおばさんだ。
 
 
 
ドーラおばさんとは、天空の城ラピュタに登場する海賊のボスだ。
 
 
彼女のリーダーシップにより、パズーはシータを救出して、ラピュタにたどり着くことができた。
 
 

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そんなドーラおばさんのリーダーとしての資質を見ていきたいと思う。
 
 
 
1 逃げ足が速い
 
走るのが速いことはリーダーとしては欠かせないだろう。
 
これを見て欲しい。
 

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最下位からスタートして、ごぼう抜きして炭鉱に逃げていくときの速さはずば抜けている。
 
これがどれだけすごいことか分かるだろうか。
 
走力はリーダーに必要な資質の1つと言っていいだろう。
 
 
 
2 栄養補給を怠らない
 
マラソンのレース中ともなれば、栄養補給ができるところは限られているだろう。
 

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後半の勝負どころで対処できるよう、時間があるときに美味しいものを食べておこう。

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ちなみに、私は長野マラソンでレース中に温泉饅頭を食べて走ったり、京都マラソンでは八ツ橋を食べながら優勝した実績がある。間違いないだろう。
 
 
 
 
3 最優先事項はすぐに着手
 
貴重な食事を全部捨ててでも、最優先事項(無線傍受)にとりかかる。
 

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リーダーには必要な資質の1つだ。
 
最重要な練習のために他の予定をキャンセルして取りかかることもあるだろう。常に優先順位を明確にしておこう。
 
 
 
4 情報収集力の高さ
 
常に情報のアンテナを張り、必要な情報を収集することは大切だ。
 

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情報がレース展開を左右することもあるだろう。
 
チャンスを逃さないためにも、情報は集めておこう。
 
 
 
5 ウィンウィンの関係
 
パズー:シータを助けたい
ドーラ:飛行石が欲しい
 

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お互いの目的が合致すれば、ウィンウィンの関係が築きやすい、相手のニーズをいかに引き出すかが重要だ。
ランナーがチームでまとまって練習する理由もここにあると思われる。
 
 
 
6 素早い決断力
 
パズーを一緒に連れて行くかどうかを決めるときのことだ。相手の目を見て瞬時に決断する。
 

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これは、リーダーに欠かせない要素だ。
 
 
7 数値目標を与える
 
40秒で支度しな」という言葉がある。
 

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チームのメンバーに対して、達成可能な具体的な数値目標を与えられるかどうかはリーダーの資質によるだろう。
 
 
 
8 すぐに行動に移す
 
40秒で支度を終えたパズーを連れて、すぐにシータのいる要塞に乗り込むという俊敏な行動力。
 

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目的を果たすため、最短で解決するために、何が必要か、誰がどう動くかを考えて指示を出す。まさに、リーダーに必要な資質だ。
 
 
 
9 度胸がある
 
このまま行ったら、ゴリアテ弾幕に飛び込むことになる。
 

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しかし、そんな中でパズーは塔の上のシータを見つける。
 

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女は度胸だ!おまえたち援護しな!
 
厳しい状況でも可能性を捨てずに、メンバーへの的確な指示を出せるのはリーダーの資質だ。
 

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10 サングラスはオークリー
 
ロボット兵への砲撃により、フラップターに乗るドーラおばさんに瓦礫が直撃する。
 

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ゴーグルがオークリー製だったら、レンズが割れずに済んだはずだ。
 
そのため、私はサングラスはオークリーを使っている。

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11 強運も必要だ
 
意識を失って、フラップターの操縦ができなくなったときのことだ。
 

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水面ギリギリで操縦を取り戻す。

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そしてギリギリで浮上
 

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もはやこれは運だ。
しかし、これもリーダーの資質だろう。
 
 
12 最後のチャンスを拾う
 
最後のチャンスだ、すり抜けながらかっさらえ!
 

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これも有名な言葉だ。
 
チャンスというのは限られている。数少ないチャンスで結果を出せるかどうかはリーダーの資質によるだろう。
 
 

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そして、フォローも忘れてはいけない。
しっかりパズーのズボンを支えるのはリーダーの役目だ。
 
 
 
13 最終ウェポンを持っておこう
 
ドーラおばさんたちがラピュタで軍隊に捕えられているところにパズーが助けにきたときのことだ。
 

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「これを持っていきな。」
 
優れたリーダーは、いざというときのために最終ウェポンを持っている。
 
レースで最後まで勝負がもつれ込んだときのことを考えて、ラストスパートも磨いておこう。
 
 
 
14 メンバーへの影響力
 
優れたリーダーになると、周りへの影響力も計り知れない。
 
 

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僕は海賊にはならないよ。
 
パズーは見張り台でシータにこのように言っている。
 
しかし、パズーの声を担当している声優の田中真弓さんは、ドーラおばさんの影響を強く受けたため、数年後に海賊を目指すことになる。
 

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海賊王に俺はなる。
 
ワンピースのルフィの声は、もちろんパズーと同じ田中真弓さんだ。

このように、優れたリーダーはメンバーに強い影響を与えるため、気をつけよう。
 
 
 
 
最後に、ドーラおばさんは若いときは結構美人だったらしい。
 

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よく見れば写真が部屋に飾ってある。

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シータに対して、「私の若いときにそっくりだ」と言っていたのが分からなくもないだろう。
 
 
 
 
このように、リーダーにはたくさんの資質が必要とされる。
 
すぐに全部を兼ね備えるのは難しいので、出来ることから少しずつ始めていこう。

女子力で速く走る

速く走るためには、必要なものがある。

「筋力」「心肺力」「持久力」「集中力」、そして「女子力」だ。


「女子力」は自分の力で見つけ出さなければならない。

普通に生活していて「女子力」が手に入るのであれば、誰も苦労しないからだ。


では「女子力」はどこにあるのか。



スーパーマーケットだ。
 

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スーパーには、多くの「女子力」が眠っている。


ではどのようなものに、「女子力」があるのか?


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そう、「アボカド」である。

牛乳にカルシウムが多く含まれているのと同じように、アボカドには女子力が多く含まれている。


文部科学省の食品成分表によると、アボカドのカロリーは100gあたり187 kcalと果実類の中で最も高い。
 

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一般的にカロリーの高そうなイメージのバナナでさえ100gあたり86kcalであることを考えれば、アボカドのカロリーの高さはズバ抜けていると言ってもいいだろう


そんな超・高カロリーであるにもかかわらず、アボカドがヘルシーな食材とされているのはなぜか。


それは、たくさんの「女子力」が含まれているからだ。


アボカドの果肉には脂肪分が18~25%も含まれている。
豊富な脂肪分を含むため「森のバター」と呼ばれているくらいだ。
しかし、この脂肪分はほとんどが不飽和脂肪酸であり、血液をサラサラにしたり、コレステロールを減らしてくれる作用がある。


また、アボカドにはコエンザイムQ10ビタミンEが含まれている。
コエンザイムQ10の抗酸化力はとても強力で、細胞のエネルギー産生を高め、活性酸素から身体を守ってくれる。肌荒れ防止や老化防止等に役立ち、美肌づくりには欠かせない。

そして、ビタミンEは「若返りのビタミン」と言われ、細胞の老化防止の働きがある。また、血行をよくする働きから、皮膚の新陳代謝を高め、シミやソバカスを防止するなど美肌効果がある。

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さらに、アボカドには有害物質の解毒作用を促進し、活性酸素を除去し免疫機能強化してくれるグルタチオンや、体内の余分なナトリウムを排泄してくれるカリウム便秘予防にも効果がある食物繊維も多く含まれるため、デトックス効果がある。
 

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他にも各種ビタミン、鉄やリンなどのミネラルも豊富に含んでいて、とても栄養価が高い。


もはや、「女子力」の塊のような食材だ。


宅配ピザ屋もアボカドに女子力が多く含まれていることを認めている。

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女子力UPと書いてある。



さて、そんなアボカドだがスーパーに並んでいるものが全て食べ頃とは限らない。

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アボカドもフルーツなだけあって、メロンやキウイフルーツ洋梨と同じように収穫してから一定期間おいておくことで熟しておいしくなるという性質がある。

つまり女子力を高められるかどうかは、食べ頃のアボカドを見抜けるかどうかにかかっているのだ。


世の中の人間は2種類に分けることができる。

食材の食べ頃を見極めるセンスがある人間と、無い人間だ。


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もちろん私は前者のため、食べ頃のアボカドを見極めることができる。

今は便利な時代なので、そういうのは簡単にネットで調べたり、食べ頃を示すシールで判断できるようになってきた。


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でもそうじゃない。
そんな情報はあくまで参考程度で、真の食べ頃というのはそのコンディションによって大きく変わってくる。
産地、銘柄、気候、流通経路、スーパーの陳列棚の温度、これらはネットの情報だけでは分からない。

しっかりと手に取ってアボカドとコミュニケーションを取ってほしい。
 
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アボカドは基本的にどんな料理にしてもおいしく食べることができる優秀な食材だ。

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サラダにしてもいいし、ピザに乗せてもいい、もちろんそのままわさび醤油で食べたっていいだろう。
 

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それでも困ったら、クックパッドを見ればなんとかなるだろう。
 
 
 
自分自身の身体をいたわり、体調管理・メンテナンスを怠らず、自分自身を磨くというのは女子力もマラソンも同じだ。
 
綺麗になることも、マラソンを速く走ることも一朝一夕にできることではない。
 
ときにはうまくいかないことや調子が上がらないこともあるだろうが、そんなときはアボカドを食べて乗り切ろう。